欧米を中心とした輸入ビジネスで日々の「成功したこと」「失敗談」「お役立ち情報?」などをけっこうそのまま書いています。夢はビジネスをしながら世界を旅すること。

初級コース(欧米輸入 転売編)4.リサーチ方法-実際に仕入れよう

欧米輸入 リサーチの際の経費計算方法と、その種類

 

慣れていないと非常にややこしいリサーチ時の利益計算ですが
何度か繰り返していれば自然とこなせるようになります。

とはいえ、基本がわかっていないと
間違えてしまう可能性がありますので
改めてここで解説をさせていただきます。

この計算に関しては、おそらく解説する人によって
多少認識が変わると思います。
(どこまでを経費にするかとかですね)
あくまでも僕の主観で解説しますのでご了承ください^^

では、いきましょう。

輸入にかかる各種経費

まずは輸入ビジネスにかかる各種経費にどんなものがあるか考えてみましょう。

仕入値

これが一番でしょう。
商品代金のことですね。

アメリカからの輸入の場合は$での決済になりますから
それで商品代金にかかるコストを計算します。

正確な購入代金を算出するためにはクレジットカードなどの
明細を確認しないといけないわけですが、
仕入れ時にはそれを確認することができませんね。
ですから、あらかじめ為替レートの係数を把握しておいて
それで計算すると良いです。

具体的には、現在のドル円に+5円ぐらいで計算しましょう。
本当はここまで手数料はかからないのですが
最初はそのぐらいで計算しておくと良いです。

そして、何商品か仕入れをしたら、
クレジットの明細を見て、実際に係数がどのぐらいだったかを
確認してください。

+4円の人もいるだろうし、+3円で済む人もいます。
(この辺りは使用しているクレカや支払い方法などで大きく異なります)

その係数を確認したら、以後仕入値の計算には
その数字を使うようにしましょう。

アメリカ国内送料

仕入れをしたECサイトから、転送会社に輸送をする場合は
送料がかかることがあります。

送料無料であれば問題ないのですが、
送料がかかる場合はこちらも計算しないといけません。

細かい数字を出したいならば、商品代金と送料は別で計算して
おくのがオススメです。
というのもあとで出てくる『関税』は商品代金にかかるものですので
送料と一緒にすると計算上少しコストが高めになります。

まぁ、ざっくりでいいなら一緒にしちゃっても良いです。
ここのあたりは好みですね。

関税

海外から日本へ商品を届けるためには税関を通らないといけません。
その際に『通関手数料』と『消費税』が発生します。

小口輸入と個人輸入で、また計算方法がガラッと変わるのですが
それは結構ややこしいので以下の記事で解説しています。

関税について(小口輸入と個人輸入の違いなど)

これも今までのケースと同様に、
最初は大体8%ぐらいで計算しておいて
何度か関税を払ってみて、係数を算出していきましょう。

例えば(わかりやすく単純な計算で表します)
転送した商品代金が10万円だったとして
その際にかかった関税が9000円だった場合は
係数は9%ということになります。

このような形で、係数を割り出し
次回以降の計算に使用すると良いと思います。

Amazon販売手数料・FBA手数料

Amazonで商品が売れた際に、
自動的にAmazonから手数料を引かれ
残りが計上される仕組みになっています。

そのため、リサーチ時にもこの手数料を考慮して
利益計算をする必要があります。

しかし、Amazonの販売手数料の計算は少しややこしく
さらにそこにFBAの手数料も含まれますので、
これをいちいち計算しているのは時間の無駄です。

便利なツールがありますのでそれを利用しましょう。

FBAシミュレーター

Amazonが提供しているツールなのですが
商品を検索して売値を打ち込むと、
自動的に手数料引き後の額を算出してくれます。

FBAを利用する場合は右側に売値を打ち込み
計算をするようにしてください。
(画像参照)

納品時のコスト

自分で納品をする際にはAmazonへの送料がかかりますし
納品代行を利用している場合は代行手数料がかかります。

これらの数字も経費なのですが、
リサーチ時の計算には含まなくても良いと考えます。

例えば、納品するのに段ボール代やガムテープ代もかかりますが
いちいちそこまで計算していられないじゃないですか。
リサーチ時の計算はあくまでも
『仕入れに値する商品か否か』
を判断するためのものですので
事業の正確な収支を算出するものではありません。

ですから、『粗利益』が出せれば良いと僕は考えています。

プラットフォームやツールにかかる固定費

Amazonで大口出品をしていれば
月に4800円の固定費がかかります。

その他、転送会社や納品代行に払う年会費、
ツールに払う利用料など、ビジネスをしていれば
相応の固定費がかかってくるものです。

しかし、これに関しても仕入れ時の利益計算には
入れる必要がないと思います。
理由は前述した通りです。

月ごとの売り上げ利益計算などをする際に
計上するようにした方がわかりやすいです^^

実際に計算をしてみよう

それでは、今までの経費を踏まえた上で利益計算をしてみましょう。

仮にこのような商品があったとします。

日Amazonでの売値 8000円
FBAシミュレーターでの概算手数料 1800円
米Amazonでの商品代金 $38
転送会社までの送料 $2
商品重量 400g
為替レート $1=110円

 

この商品の売上高利益率は何%でしょうか?

実際に計算してみてください。
(ちなみに売上高利益率は利益÷入金額×100で算出します)

・・・

回答です。

式としては

{商品代金($×(為替+5円))×1.08(関税)+送料+転送料(1g=1円)}÷(販売額ー手数料)×100

となりますね。
ですからまず仕入れコストに関しては
38×115×1.08+2×115+400
で5000円ということになります。

次に入金額は
8000-1800
で6200円となりますね。

なので
6200-5000=1200
つまり1200円が利益となります。

さらに計算して
1200÷5000×100=24
となり、売上高利益率は24%であるとわかりました。

逆にこれだとわかりづらいですかね?

もっと簡単にいうと、
まずは仕入れ総コストと実際に入金される額を割り出します。

仕入れ総コストとは『商品代金』『関税』『国内送料』『国際送料』
全て足したものです。

実際に入金される額とは『Amazon販売額』から『手数料』を引いたものです。
これはFBAシミュレーターで算出することができます。

そして、実際に入金される額から仕入れ総コストを差し引いて
残った額が見込み利益です。

見込み利益を実際に入金される額で割って100をかければ
売上高利益率が出ることになります。

理解できたでしょうか?

 

最初は一つずつミスがないようにゆっくり計算してください。
慣れればささっと計算できるようになりますし、
エクセルに計算式を入れておけばいちいち全部計算する必要もありません。

ただ、意味を理解することがとても大事なので
最初は手作業で計算をされることをおすすめします。

『数字が苦手で・・・』

とおっしゃる方が多いですが、
そりゃ最初は誰でも苦手です。

食わず嫌いをしていると一向に上手になりませんから
苦手な人ほど数字とちゃんと向き合いましょう。
慣れればだんだんと『数字が得意な人』になるはずです^^

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輸入品と記載がない商品ページに関して【Amazon】

Amazonのリサーチをしていて必ず気になる部分である

『明らかに輸入品なのに、タイトルに輸入と記載されていない』

商品。

ここって正直グレーな部分なので
意外とネットにも情報が転がっていません。

なので、あくまでも自己責任で判断を。
と前置きをした上で僕なりの解釈をお話ししようと思います。
ぜひ参考にしてみてください^^

Amazonの規約的にはありなのか?

Amazonの並行輸入品に関する規約のページには、
該当商品のカタログ作成の際のルールとして
以下のような文言が明記してあります。

必須項目

販売形態(並行輸入品)という項目に該当の値「JP Parallel Import」を指定し、
商品自体のJAN/UPCコードを入力してください。
この項目を指定すると、商品名には自動的に[並行輸入品]と記載され、
通常商品とは別の商品詳細ページ(ASIN)が作成されます。
例: メーカー名 SDカード 10GB TS10GSXDC [並行輸入品]

 

つまり、並行輸入品に当たる商品は、
カタログ作成時に上記の処理をしないといけないため
必ずタイトルに『並行輸入』と表示されるということ。

されていない商品ページは、
そもそも並行輸入品をカタログ登録する際の
正しいルートを通っていない。
ということになるわけですね。

では、Amazonの並行輸入品に対する
認識とはどんなものでしょうか?

規約にはこう書かれています。

・正規輸入代理店またはメーカーの
国内保証や修理サービスを受けられない・製品の仕様が正規代理店取扱商品と異なり、
日本国内での使用に制限がある・仕入れルートの違いにより商品箱、
装飾等に誤差が発生する

 

ざっくりいうと、海外から個別に商品を仕入れている場合
そのほとんどが並行輸入品になるよ。
ということですね。

ですから、転売で扱う商品は全て並行輸入品。
そして、並行輸入品を扱う場合はタイトルに
『並行輸入』の文字がないとおかしい。

と結論づけることができます。
(ここら辺は解釈次第ですが)

ここからがグレーな話

ここでいう『グレー』とは
犯罪スレスレという意味ではなくて
Amazonの規約的にグレーだということです。

先ほども書いた通り、
Amazonの規約では並行輸入品の位置付けが明確に記載されていて
カタログ作成時にもしっかりルールがあります。

ですから、全セラーが規約を遵守していればAmazon内に
『輸入品なのに並行輸入と記載がない商品ページ』
は存在しないことになります。

しかしどうでしょうか。
実際はむしろめちゃくちゃたくさん存在していますよね。

つまり、わかっていて(わかっていないパターンもあり)
あえて出品しているセラーが多い。ということと
Amazonもそこに対しては厳しい取り締まりをしていない。
という現状があるのです。

そのため、ここがグレーゾーンに当たるんですね。

ですから、ここから先は個人の判断で
どこまでリスクを取るかを考え
選んでいけば良いと思います。

ちなみに、僕は今そのようなパターンの商品は
取り扱っていません。
これはそれらを取り扱わなくても
売上が立つようになったからです。

昔は普通にそのような商品も取り扱っていました。

一応、そのときに採用していた考え方を
記載しておきますね。
(何度も書きますが、あくまで自己判断でお願いします)

僕の場合はその商品ページが

・商品画像が明らかに輸入品
・商品説明に輸入という記載がある
・ASINコードが被っている
・出品者に輸入セラーが多い

上記のうち2つ以上を満たしていたら
出品して良いものとして判断していました。

並行輸入と記載がないページに出品する際に
何よりも気をつけなければいけないのが

『本当の国内正規品のページに出品してしまうこと』

です。

元々は海外の商品でも、正規代理店が扱っている
国内正規品があります。

こういった商品の場合、パッケージも日本語で作られていたり
保証が設けられていたり、仕様が違ったりします。
ここに、単に輸入してきた並行輸入品を販売してしまうと
確実にお客様からクレームをいただくことになります。
最悪、真贋系の疑いでアカウントが止まることもあります。

ですから、ここは絶対に避けなくてはいけない。

そのための上記4項目の判断なのですね。

基本的に上記4項目を気にしていれば
正規品ページに間違って商品を出してしまうことは
まずないと思います。

ちなみに、並行輸入と記載がないページに
出品することによるリスクは
Amazonの規約に対する違反だけではありません。

お客様目線から見た際に、
商品タイトルに輸入と記載がない場合
普通に考えて国内品と判断をします。

そのため、届いて商品の箱が英語表記だったり
日本語説明書がついていなかったりすると
クレームに繋がる可能性もあります。

ここは意外とそうなることは少ないのですが
少し意識しておいても良いと思います。

ですから、こういう言い方は変なのですが
ホワイトに近い方から例を挙げていくと

『そもそも国内に正規品としてその商品が
流通していないので輸入と記載されていない』

『輸入品とタイトルに記載がないけれど
商品説明にちゃんと輸入品と記載されている』

『輸入品とタイトルに記載されていない』

の順番になるかと思います。
(一応全部グレーです)

正直なところ、グレーな要素がある分、
普通に販売するよりも利益率が高かったりします。

なので、手を出しちゃいがちなんですよね。

僕の当時の考えとしては、
法律違反はダメ、絶対。
お客様に迷惑をかけるのもダメ。
それ以外のことであれば多少のグレーは
ビジネスだからやむなし。

ぐらいに考えていました。

規約に関わる話ですから、
あとはAmazonとの勝負ということです。

先ほども書いた通り、
こういったことに頼らなくて良くなったら
頼らない方が良いです。

しかし、これから利益を伸ばしていくぞ!
という際には、多少のオーバーランも必要ですから
そこは各々の判断で、ということです。

その『判断』の材料にしていただけると光栄です。
決してオススメしているわけではないですからね!

 

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輸入商品の購入しよう【Amazon.com】【eBay】

 

リサーチをして利益の出る商品を見つけたら
いよいよ商品を購入します。

かなり初歩的な話になりますが
AmazonとeBayでの商品の購入方法について解説します。

Amazonで商品を購入する

基本的にどの国のAmazonでもボタンの位置や作りは一緒です。
ですので、簡単なのですぐに覚えられると思いますが、
わからないときは日本のAmazonで
同じ操作をしてみて確認するとわかりやすいです。

購入したい商品のページにて『Add to Cart』をクリックします。
その後、確認を求められますので
『Proceed to checkout』をクリックしてください。

配送先住所を複数登録している場合は
ここで配送先住所を選択します。

日本への直送、転送会社と住所は
2つ登録しておいたほうが良いと思います。
直送のほうが安い場合もありますので、
ここで住所を切り替えて送料を確認しましょう。

次に支払いに使うクレジットカードの選択をします。
限度額の関係で何枚か登録することもあるかと思いますので
締め日などを気にしつつ、該当カードを選択してください。

※青文字で『Change card currency』というリンクがあります。
ここで決済に利用する通貨を選ぶことができます。
何か特殊なことがない限りはドルを選ぶようにしましょう

次に、注文商品の確認と、発送方法の確認です。

お急ぎ便を使用すると送料が高くなりますので、
基本的には一番安い方法で発送をしましょう。

※転送会社へ送る場合は、仕入先が
FBAセラーならば最初から無料です。
またAmazon.comのprime会員になっていれば、
お急ぎ便も無料です。
prime会員は年会費もそんなに高くないので
加入しておいても良いと思います。

すべて確認し、問題がなければ『Place your order』
をクリックして注文完了です。

eBayで商品を購入する

まずはebayで即決商品を購入する方法から解説していきます。
購入したい商品ページで『Buy it now』をクリックします。

商品に間違いがないかを確認し、問題なければ
『Commit to buy』をクリックします。

続いて『Pay now』をクリックし、支払いへ進みます。

支払い方法の選択をします。
PayPalを選択しましょう。
また、ここで発送先住所の確認と選択をすることもできます。

支払い方法にPayPalを選択すると
以下の図のようなポップアップが出てきますので
こちらでPayPalへログインをしましょう。

打ち込むのはebayのIDとパスではなくて
PayPalのIDとパスです。

入力しましたら『Log In to PayPal』をクリックします。

PayPalとの紐付けが完了しました。
『Continue』をクリックして次へ進みます。
クリック後、もう一度PayPalへのログインを求められることもあります。

各種項目を再チェックし、問題がなければ『Confirm and pay』をクリックして、
注文は完了です。Amazonよりは面倒ですが、それでも簡単です。

即決商品の買い方はご理解いただけたと思いますので、
次にオークション商品への入札の仕方を解説いたします。

まずはオークション商品のページを開き『Place bid』をクリックします。

以下のようなポップアップが出てきます。
上の欄は入札例ですね。ここから入札額を選ぶことができます。

また、下の欄では任意の入札額を打ち込むことができます。
どちらかを設定し『Bid』をクリックすると、入札完了です。

入札額よりも高い入札をしている他のユーザーがいた場合は
この時点で入札が塗り替えられますので
それ以上の金額でも欲しい場合は再入札をしておきましょう。
ちなみに、入札をすると勝手にウォッチリストに商品が追加されます。

落札された商品に関しては、落札後に支払いを行います。
MyeBayに未決済の商品が表示されますので、
そこから決済を行うことができます。

決済の方法は、即決価格で購入する場合と同じになります。
入札の場合は、その場で支払いをするわけではなく
落札後の支払いとなりますので
多少面倒ではあります。

が、その分取り組む人が少ないので、
ちゃんと取り組めば大きな利益を得ることのできる方法です。
ぜひ上手く使ってみてください。

 

また、別ページで紹介している『GIXEN』がありますので、
入札するならばGIXENを使ったほうが効率的です。

まずは使ってみないとわからないと思いますので、
ガンガン試してみてください^^

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リサーチの際には絶対にショートカットキーを使いましょう。

 

ものすごく初歩的な話になってしまいますが
意外とできていない人が多いので
確認のためにブログにしますが、

『ショートカットキー』

をリサーチでちゃんと使っていますか?

代表的なところだと
control+Cでコピー
(macはcommand+Cですね)
control+Vで貼り付け
なんかですね。

コピー貼り付けなんて、
リサーチしていたら1時間で
100回以上使うわけで、

これを右クリックでやっていたら
多分1時間当たり5分以上の
時間を無駄にすることになります。

もう少し細かいことを言うと

control+Sでファイルの保存ができたり
control+Wでページを一つだけ消すことができたり

覚えておく、それだけで時間短縮できる
方法がいくらでもあるのです。

もっと細かいことを言うと、
ASINコードとかをコピーする際に
いちいちその範囲を選択するのも
無駄な時間だったりします。

2回カチカチッとクリックをすれば
その範囲を勝手に選択してくれますので
それだけで1回あたり1秒ぐらい短縮できます。

1秒で何が変わるんだという感じですが、
この1秒が積み重なると恐ろしいほど
効率が変わるんですよ。

僕が知っている中で一番リサーチが早い人は
そのあたりにもかなりこだわっていて、
ゲーム用のボタンがいっぱいあるマウスを
使ったりしています。

効率化を求めるとそこまで行っちゃうんですよね(笑)
でも、それでリサーチが超早いので
やり方としてはあっているんでしょう。

知っている人にとっては
「今更そんなことかよ」
という感じだと思いますが

もし知らなかったorやっていなかった人がいらっしゃいましたら
ぜひこの瞬間からやり始めてください。

慣れるまではむしろ少し時間がかかるかもしれませんが
慣れたら絶対に早くなりますし、

1ヶ月とかで見たら数時間の差になると思いますので。

リサーチは効率が命です。
ぜひ参考にされてください^^

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Amazon本体と競合するときの考え方・カートの取り方についてまとめてみた

 

Amazon販売をするにあたって、
カートを獲得する。という要素は
最大にして最難関の要素です。

そして、そのカート取得の最大のライバルは
誰がどう言おうと『Amazon本体』です。

彼らは強すぎる(当たり前なのですが)
そこはさすがにフェアにやろうぜ。
と思わなくもないですが、
運営者のアカウントですから優遇されて当然です。

と、いうことで、
そんなAmazon本体との戦い方や、
対処法を状態ごとに簡単にまとめてみました。

是非販売の参考にしてください^^

前提として

まず、大前提として

『Amazon本体とは戦わない』

ということを強く覚えておいてください。

細かい話をすると、
Amazon本体がいても勝つ方法や、
負けて実利を取る方法など、
ないことはないのですが、

だいたい非常に難解なテクニックが必要だったり
ある程度のリスクを負わないといけないため、
オススメできる手法ではありません。

ですから、この記事でも
『Amazon本体とのガチンコ』
は避ける方法にしか言及しません。

前述した通り、Amazon本体は異常に
カート獲得の条件が優遇されており、
同じ価格にしたところでカートが回ってくることは
ほとんどないのです。

じゃあAmazonより安くすればいいじゃん。
そう思って何度もAmazonに戦いを挑みましたが
多くの場合、資金力に押しつぶされる形で
値下げ合戦で実力の違いを見せつけられます。
(仕入れ値3000円の商品を1000円とかまで
値下げしてきますからね。彼らは)

ですから、ここで解説するのは
『如何にAmazonと平和的な付き合いをしながら
立ち回っていくか?』
という内容に終始します。

それを前提にご覧いただけると幸いです^^

Amazon本体が出品している場合

前項で解説した状態のことです。

Amazon本体が出品をしていて、
当然のようにカートを取っている場合。

この状態の対策はどういうものかというと

『その商品は扱わない』

ということです。

もうこれにつきますよ。

戦っても良いことはありません。
だったら他の商品探しに力を入れてください。
Amazonと戦って、得をした人を見たことがありません。

思いっきり戦えば試合に勝つことはできますが
勝負には負けます。

物販の目的は利益を出すことで、
Amazonに勝つことではありませんから、
無駄な戦いは避けるべきです。

また、仕入れるときにはAmazonがいなかったのに
納品する頃にしれっと参入してきている。
という状態もあると思います。

この場合はもう仕入れてしまっているからしょうがないです。

Amazonが在庫切れをするのを待つか、
他販路でさばくようにしましょう。

値下げをしてなんとか売り切るのもアリですが
他の出品者と違い、対Amazonの場合は
値下げ合戦が相当深くまで続く可能性が高いので
二束三文で販売することになっていまいます。

だったら、ヤフオクなどで半額ぐらいで
販売したほうがいくらかマシだということです。

とにかく、Amazonがいる場合は徹底的に避ける。
しょうがなくバッティングした場合もできるだけ避ける。

勝負をしても良いことはないですから
これを覚えておいてください。

Amazon本体が在庫切れの場合

以下の画像のような状態のことです。

Amazonが在庫切れを起こして
入荷が未定になっている状態。

これが唯一、商品を仕入れて良い状態です。

在庫切れになったとはいえ、
また復活する可能性は0ではないため、
多少のリスクはあるのですが
後述するもう一つの状態があるために
この状態は比較的安全だと言えます。

商品によって違うのではっきりとはいえませんが
だいたい在庫切れを起こしているAmazonの値段の
約2倍でカートを取れることが多いです。

国内転売の場合はすぐに出品できるから良いのですが
輸入の場合はただでさえ納品までに時間がかかりますので
その間に在庫が復活しないことを祈って
仕入れをしましょう。

実際、僕も昔はこういった商品ばかりを狙って、
資金の一部を投下していたことがありましたが
そのときの検証では

・だいたい4割は在庫復活する。
・残りの6割で得た売り上げで仕入れ分は回収できる
・よって十分プラスにはなり得る

という状況でした。

Amazon本体が無在庫販売状態の場合

輸入においてはこれが一番難しい状態です。
具体的には以下の画像のような状態です。
Amazonが無在庫販売をしているわけです。
注文があってから、商品を仕入れて届けるよ。
と言っているわけですね。

この状況で、商品を仕入れFBA納品をした場合
だいたい1.5倍ぐらいの価格でカートを取ることができます。
しかし、結論から言うとこの状態で仕入れをするのは危険です。

というのも『在庫切れ』というステータスがあるにもかかわらず
なぜ在庫切れ状態にしないで無在庫販売状態にしているのか。
これを考えると答えは見えてくると思います。

仕入れができないのなら、在庫切れ状態するはずですが、
そうではなくて無在庫販売状態にしているということは
裏を返せば『仕入れをしている最中』と考えることも可能です。

『仕入れをしている最中だけれども、
販売機会は逃したくない。
じゃあ無在庫販売ということにしておいて
商品が日本に届いたら発送しよう』

という状態な可能性が非常に高いのです。

ですから、この状態では、ほとんどの場合すぐに在庫が復活します。
実際に、これも色々と検証してみましたが、
こういった状態の商品を仕入れてみるとほぼ利益になりません。

半数を優に超える割合で在庫が復活し、
まったく販売機会がないまま在庫を抱えることになります。

ですので、このステータスの場合は
仕入れをしないのが得策です。

※実はこれってカートがAmazonじゃないケースにも
当てはまります。
少しややこしいのですが、どこかの業者がカートを取っていて
新品の出品者一覧を見るとAmazon本体がいる。
よく見てみると無在庫販売状態になっている。
というケースがあります。

この場合、たまたま在庫補充のタイミングで
他の出品者がカートを取っているだけ(背景は色々あるでしょうけど)
の可能性が高く、当然ここで書いたこととまったく同じリスクが
あるということになります。

この状態は非常に見逃しやすいので
是非注意するようにしてください。

既に誰かがAmazon本体に勝利している場合

Amazon本体が在庫ありで出品しているのにもかかわらず、
他の出品者がカートを取っている。
というケースもありますよね。

これは比較的安全な商品と言えます。

輸入の場合、Amazonは仕入れを海外Amazonから行っています。
(これはかなり検証してその結論に至りました)

ですから、海外Amazon(しかも本体から)からの仕入れ値と、
出品者からもらえる手数料を加味した上で、
どこまで価格を下げるかを決定しています。

つまり、Amazonが出品しているのにもかかわらず、
他の出品者がカートを取っている場合は、
『すでにAmazonは値下げをしなくなっている』
と結論づけることができます。

つまり、そこに参入すれば、現在のカート価格で
十分に商品を販売するチャンスがある。ということになります。

「先陣切って勝負してくれた出品者さん、ありがとう!」

の精神でありがたく仕入れをしましょう^^

 

ということで、
Amazon本体の状態に合わせた身の振り方の解説でした。

本当はさらに細かい要素が色々とあるのですが
必要最適量にまとめさせていただきました。

一番はAmazonとは関係のないところで販売をすることです。
あまり血気盛んにAmazonに立ち向かうと怪我をすることのほうが
圧倒的に多いですからね。

ただ、不可抗力で巻き込まれてしまうときもありますし
あえてそこを狙いたい!という方もいるでしょう。

そういう場合は今回の内容を参考にしていただけると幸いです( ‘-‘ )

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