メーカー直仕入商品をむやみに値下げしない3つの理由。
- 2021.01.28
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- コンサル
こんばんは。
コンサルティングの受講者の方から
「ラッコさんは、なんとなく『画伯』の感じがしますよ。
その匂いがします。」
とのご意見をいただきました。
こ、これは正解ですね。
私はかなり『画伯』なんですよね。
小学校の美術の時間に
絵を描くことがあるじゃないですか。
そうなると、
「画用紙の枠をどう埋めつくそうか」
といったことばかりを考えていました。
まずは、右上に
大きく太陽の絵を描いて
そこから真ん中に大きな人間を描くような
典型的な画伯ですね。
ドラえもんを書かせても
風呂敷を被った猫に
しか見えません。
絵心がある人がうらやましいです。
さてさて、
いただいたご質問にお答えしていきます。
「交渉をしていて、はじめてよいメーカーとつながることができました。
今までは小売店から仕入れていたので、ワクワクします。
それで、仕入れ値がかなり安くなったので、ここで一気に値下げして販売すれば
ほかの出品者がついてこれなくなって、自分だけ独占して
販売できるかな?と思っています。ラッコさんはどう思いますか?」
とのご質問です。
なるほどですねー
これはよくあるお話ですね。
私の意見が絶対的に正しいと思ってはいませんが、
私は、このようなご質問をいただいた場合は、
「値下げしない方が良いですよ」
というお答えをするようにしています。
たとえば、
現在、犬のぬいぐるみが10,000円で販売されていたとします。
これを、自分がメーカーから
安く仕入れるようになったとしますよね。
利益が2,000円出たとします。
極端な話、8,500円にしても利益が出ます。
1500円の値下げですので、500円利益がでますよね。
なので、ここで一気に8,500円にしてしまえば、
他の出品者はついてこれなくなって、
赤字になる。そうなるとリピートしないので
自分だけ独占的に販売できる。
この後、ゆっくり値上げして販売すればよい。
といった考えです。
たしかに、理論的には正しいのですが
これがなかなかうまくいかないんですよね。
まず1つ目の理由として、
値段が一度下がると
ブランドイメージも崩れて、なかなか元に戻すのが難しくなります。
このブランドはこの値段なんだと
お客さまになんとなくイメージされてしまうんですよね。
なので、値崩れによる
ブランドイメージの低下もデメリットになります。
次に2つ目として、せっかく2,000円で利益が出ていたのに、
500円の利益になってしまい
自分の利益率や利益額を減らしてしまうことになります。
2,000円利益で10個売れたとします。利益額は20,000円です。
ところが、500円利益だと、20,000円売るのに、
40個売る必要があります。一気にハードルが上がりますよね。
なので、合計の利益を考えると
値下げすることは慎重になったほうが良いですね。
最後に、3つ目の理由として
もっと強いセラーが現れる可能性がある
ということですね。
もっと、大量に仕入れて、
船便でコンテナで仕入れるようなセラーが現れたとします。
そうなると、このセラーは
極端な話7,500円にしても利益がでる
可能性があるわけです。
自分はその値段についてこられずに、
今度は自分が追いやられる可能性があります。
なので、自分からはできるだけ
値下げせずに、もっと他の販売の方で
工夫して売り上げを増やしていく努力をした方が良いですね。
ページを改善したり、
集客をしたり、広告をかけたりもできます。
そしてできれば、一番良いのは
メーカーに自分がその商品を扱った場合の
メリットを伝えて、独占販売権を獲得できるように
交渉したほうが良いですね。
そうすれば、値下げせずに自分だけ販売できるようになって
それで全体の販売個数が増えれば、メーカーにもメリットになりますからね。
というわけで、
メーカー直仕入れた商品をむやみに値下げしない方がよい3つの理由
でした。参考になれば幸いです。
ブログに来てくださいまして、ありがとうございます。
一度安く変えた商品は、次も同じ値段で買いたくなります。
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