欧米を中心とした輸入ビジネスで日々の「成功したこと」「失敗談」「お役立ち情報?」などをけっこうそのまま書いています。夢はビジネスをしながら世界を旅すること。

輸入ビジネスに関する貿易条件(インコタームズ)(④CIF/シーアイエフ編)

こんばんは。

ジムの先生に
毎回痛烈なダメ出しを
いただいております。

今回は
「体がかたすぎるので、もっと柔軟をすること」
「スタミナをもっとつけること」
といった根本的な
ダメ出しをいただきました。

もはやもともとの
体力のことを言及されております。

運動不足解消のため、
体力をつけるためにジムに行き始めたのですが
体力をつけるようにご指示がありました。

家の周りのランニングの量を増やすしかないようです。

どんどんハードルが上がってきている気がします。

さてさて、
今日も昨日の続きで
貿易条件についてお話しさせてください。

今日でこの貿易条件シリーズも
いったん一区切りにさせてください。

これまで、
EXW(EX Works)
FOB(Free On Board)
CFR(Cost and Freight)
についてお話ししてきました。

EXW(イーエックスワークス)は「出荷工場渡し」。
FOB(エフフリーオンボード)は、「本船渡し」、
CFR(コストアンドフレイト)は、「運賃込み」条件でしたよね。

今日は、CIF(シーアイエフ)
についてお話しさせてください。

これは、
Cost, Insurance and Freight(コスト インシュアラァンスアンドフレイト)
とも呼ばれて、「運賃・保険料込み」条件ともいわれます。

輸出者(売り手)の義務は、
輸入港(日本)に到着するまで。
そこから先は、輸入者(買い手)の費用負担になります。

輸出者(売り手)が商品を船に積み込んだあと、
輸入港に到着するまでの「運賃」と「保険料」の両方を負担します。
輸出者(売り手)が保険を負担するところが
昨日のCFR(運賃込み)と違いますね。

日本国内でかかる費用は
輸入者(買い手)がかけることになります。

CFRは、運賃込み、
CIFは、運賃と保険料込み
になります。ここが違いですね。

たとえば、
あなたが
あるドイツのおもちゃメーカーから
日本に直送でおもちゃを輸入するとします。

その場合、そのドイツのおもちゃのメーカーが
売り手になり、輸出者になります。
ドイツの工場で商品を作っているとします。
あなたが、買い手になり、輸入者になります。

この場合、ドイツのメーカーは
商品を日本の港まで商品を送った時点で
輸出側の仕事は終わります。

それまでの運賃と、保険は
ドイツのメーカーが負担します。

あとは、輸入者であるあなたが
自分で輸入業務をすることになります。

輸入者の仕事としては、
輸入港での荷下ろしや通関のこと。
輸入港から自分の倉庫までの運送の手配などです。

カンタンに言うと
「売り手にとっては日本の港まで。
それまでの運賃と保険はコチラが負担するね。
あとのことは、買い手が行ってね」
というやり方になります。

なので、メーカーと交渉して、
「CIF」や「コスト インシュアラァンスアンドフレイト」という言葉が出てきたら
「あ、これは相手の国の港までの貿易条件のことだな」
と思ってくださいね。

これまで主な4つについてお話ししてきましたが
他にも貿易条件には、いろいろとあります。
たとえば、

FCA → 運送人渡し
CPT → 輸送費込み
CIP → 輸送費保険料込み
DAT → ターミナル持ち込み渡し
DAP → 仕向け地持ち込み渡し
DDP → 関税込み持ち込み渡し
FAS → 船側渡し

といったものもあります。

どういう条件かわからないときは、
相手のメーカーに確認することが大事ですね。

あと、わからないときは
「ドアツードア(Door to Door)でこちらの倉庫まで
送ってもらえませんか?
とお願いしてみるのもよいでしょう。

というわけで、今日は
輸入ビジネスに関する貿易条件(インコタームズ)について
(CIF/コスト インシュアラァンスアンドフレイト編)でした。
参考になれば幸いです。

ブログに来てくださいまして、ありがとうございます。
分からないときは、素直に聞くのも大事なことです。

 

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